「卵子提供をすることに決めたけど、ドナーバンクは何を基準に選べばいいの?」
不妊治療クリニックで初診を終え、「よし、卵子提供で進めよう」と前向きになったものの、
いざ卵子バンク探しを始めると、疑問がたくさん。
バンクの数も多いし、費用もバラバラ・・・
何を基準に選べばいいのか分からず、かなり迷いました。
まずは「ドナーバンクって何?」というところから説明します。
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ドナーバンクって何?
ドナーバンクとは、卵子を提供してくれるドナーが登録されている機関のことです。
私が調べたアメリカの不妊治療クリニックには、
・病院が独自に運営しているバンク
・外部のドナーバンクと提携しているだけの病院
の2タイプがありました。
どちらの場合も、バンクのサイトからドナーを選び、その卵子を通院先の病院へ指定する、という流れは同じです。
違いとしては、
・病院独自のバンクの場合:輸送費がかからないことが多い、ドナー数が外部バンクに比べて少なく選択肢が狭まる。
・外部バンクの場合:卵子代+輸送費が必要
かなと感じました。
私の通院先では、病院独自のバンクの方が卵子1個あたりの費用も少し安く、私が見ていた外部サイトと比べると卵子1個あたり800〜1500ドル程度安かったです。
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ドナー卵子の種類(フローズンとフレッシュ)
ドナー卵子には大きく分けて2種類あります。
✴︎フローズンエッグ(凍結卵子)
ドナーがすでに採卵を終え、凍結保存されている卵子から選びます。
メリット
•すでに卵子があるため、治療開始が早い
•フレッシュより費用が安い
•最短3〜4ヶ月で胚移植可能(病院では2ヶ月台の人もいると言われました)
•妊娠率:55〜60%(通院先病院独自のデータ)
•卵子6個あたり胚盤胞到達率:1〜2個
デメリット
•フレッシュより妊娠率が少し下がる
✴︎フレッシュエッグ(新鮮卵子)
ドナーを選んでから採卵し、その卵子をすぐ受精させます。
メリット
•凍結・融解がないため卵子への負担が少ない
•妊娠率:60〜65%(通院先病院独自のデータ)
•卵子6個あたり胚盤胞到達率:1〜2個
デメリット
•ドナー探し+採卵もするので、胚移植まで時間がかかる
•フローズンより費用が高い(私が見たバンクでは1万ドル以上差がある所が多かった)
PGT-A(着床前診断)について
希望者のみ実施していると言われました。医師からは、
•ドナーと夫は事前に遺伝子検査を行う
•ドナーは32歳以下なのでダウン症などの染色体異常リスクは低め
•PGT-Aをすると胚に負担がかかるため、妊娠率が約5%下がる
という説明があり、積極的には勧めていないとの事でした。
産み分けなどで希望する方もいるようです(日本のPGT-Aは性別は分からないようにされてますが、アメリカのPGT-Aは性別が分かります)
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私が最初にぶつかった壁
まず、通院先の病院独自のバンクのサイトを閲覧しました。先生から事前に、アジア人はいないと聞いていたので、まずは参考程度に確認・・・
病院独自のバンクは、ドナー人数も少なく、選択肢がかなり限られていました。
外部バンクも閲覧をし、実際に探してみて感じたのは、
・アジア人ドナーを見つける難しさ
・写真とプロフィールで人を選ぶことへの葛藤
・その情報は本当に信用できるのか?という不安
この3つでした。
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私がドナーバンクを見る時に重視したポイント
① アジア人ドナーの登録数
「アジア人が多い」と書かれているバンクでも、実際はベトナム・フィリピン系が多く、日本人の登録者はゼロでした。最初はアジア人希望で探してましたが、アジア人に絞るとハードルが一気に上がりそうだったので、まずは髪と目の色が茶色と黒色のドナーで探すことに変更しました。
② 遺伝子検査の開示
どのバンクも検査結果が閲覧できたので安心材料になりました。
③ 健康状態・生活習慣
肥満、喫煙、ドラッグ使用歴、精神疾患の家族歴などを重視しました。
④ 妊娠率・胚盤胞率の開示
全部のバンクではなかったですが、妊娠率や胚盤胞到達率のデータを開示しているバンクもあったので参考にしました。6個購入で胚盤胞1個保証しているバンクもありました。
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フローズンエッグを選んだ理由
私たちはフローズンエッグで進めていくことを選びました。
理由としては、下記5点です。
•胚移植までがの期間が早いこと
•妊娠率の差が5〜10%程度だったこと
•胚盤胞率も大差がないこと
•フローズン専門のバンクが多いこと
•1回目のドナーエッグで結果が出なかった場合でも、費用的に2回目のチャンスを持てること
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実際に検討しているバンクについて
病院からは5つ外部バンクも紹介され、全て閲覧し、その中の外部バンクの1つを選びました。
選んだ理由は、
•プロフィールと検査情報が充実している
•子供時代と大人の写真があるのでイメージしやすい
•価格が比較的良心的
•胚盤胞保証プログラムがある
•妊娠率・成績が開示されている
という点です。
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これからドナーを選ぶ方へ
ドナー選びに「正解」はありません。
夫婦それぞれの価値観で決めていくものだと思います。
人種、病歴、学歴、見た目…
すべてを完璧に満たすドナーを探そうとすると、バンク数も多いし情報が膨大すぎて、すごく難しく苦しくなります。
「これだけは譲れない」という優先順位を決めて絞っていくことが、いちばん現実的だと感じました。
今回ドナー選びをしてみての私の感想ですが、参考になれば幸いです(^^)
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